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Zakkaboh Photo Exposure

Zakkaboh photo exposure  "De photo Flos sketches"

《 “雲”!!❖ 2020/02/02❖》

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《不思議な形・_・「ヨーカゾー」雲!!”》
関東一円にて伝承する「ヨーカゾー」の風習。
「目カゴ」を見に泉の森・郷土民家園に出掛けた。

偶然の出合いだったが、天空に未見の雲を観た。

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《ヒコーキ雲ではないだろう。なんという雲か??》

「2020/02/02 泉の森・民家園天空」

《 “風習”!!❖ 目カゴ❖》

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        《言い伝え・風習・_・春⇔「ヨーカゾー」!!”》
大和(関東一円)では、12月と2月の8日を「ヨーカゾー」と云ってきた。
この日は、「一つ目小僧」がやってくる日なんだそうだ。
この日に「目カゴ」(目を粗く編んだ竹籠(かご))を竹竿の先につけて、
家の軒先や庭先に立てる風習があった。
言い伝えによると、一つ目小僧は12月8日に各家を訪れ、
災いを与える家を帳面に記した。
その帳面を2月8日に取りに来ると約束して道祖神に預けて行くので、
災いを避けるために1月14日のセート焼き(道祖神の火祭り)の火で、
帳面を燃やしてしまうのだと言い伝えられてきた。
**今で言う「左義長」「どんと焼き」もセート焼きの一種**
目カゴを飾るのは、一つ目小僧が目の多い物に驚いて逃げるからに由。
この様なヨーカゾー伝承に因んで、民家の軒先に目カゴを飾り付けた。
*      *      *
民間伝承って興味深い。神様仏様混淆、日本の民間信仰を物語っている。
1932年(昭和7年)に座間市大和市の隣)市内の墓地から、
眼窩が一つしかない頭蓋骨が掘り出されたことがある。
行き倒れの末に野犬の襲撃などで命を落としたものと推定され、
供養のために「一つ目小僧地蔵」が建造され、
一つ目小僧の伝承と結び付けられて後に伝えられている。
この頭蓋骨の主、単眼症であったか??座間市栗原(芹沢公園の近く)。

「2020/02/02 泉の森・郷土民家園」
 

《時節・_・襍感⇔“平成の香り!!”》

         

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「おかめ桜」
淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴。すっきりとしてるが、実に瀟洒
4年前、2015年3月22日に伊東市池で出逢った“おかめ桜”の咲き始め。
*     *     *     *    *
「おかめ桜」Cerasus ‘Okame’寒緋桜と豆桜を交配して1947年に作出した品種。
これを作出したは、英国人桜守の コリングウッド・イングラム(1880~1981)。
大英帝国の末期に活躍した園芸家で明治・大正時代に日本を3度訪れている。
イングラムが日本で収集した珍しい桜は、自宅に植樹され120品種を数えた由。
今、英国で多様な桜が見られるは、イングラムの尽力。知られざる英国人「桜守」である。
イングラムは、今日でも英国園芸界では「チェリー・イングラム」として知られる。
かつて、日本に向けてイングラムは、伝統の桜の減少を心配し憂い、思いを発信していた。
幕末に開発された新品種の「染井吉野」が国中に勢い良く広まっていた事を危惧している。
成長が早く経済的で見栄えある染井吉野は、新生日本のシンボルとされたようである。
伝統的桜が、少なくなり日本の桜の風情・景観が大きく様変わりしていった。
染井吉野はクローンであるため、どの樹も同じDNA(デオキシリボ核酸)をもつ。
大量植樹の結果、「花がいっせいに咲いて、いっせいに散る」光景が誕生した。
これがやがて軍国主義に利用され桜の散り際に焦点を当てる風潮が生まれていく。
戦禍によって伝統的桜は滅びたが、希少な桜が、イングラム邸で生き延びていた。
戦後、イングラムは、桜研究の集大成である著書「観賞用の桜」を出版している。
日本は、戦後の復興と共に染井吉野が又、大量植樹され全国に植樹され桜の約8割を占めるに至った。
イングラムは1981年5月、遅咲きの桜の花弁が舞う中、
ザ・グレンジで100年6カ月の人生を終えた。大往生であった。
英国ではイングラム亡き後も、彼の残した桜の伝統が生き続けている。
今日、桜は英国中の住宅街に普及し著名な庭園には、多彩な桜が植樹されている。
桜は、王室のウィンザー城の庭園や故エリザベス皇太后の住居の庭にも植樹された。
さらに、桜の保存と育成を担う次世代の英国人たちが現れ、強固なネットワークを作ってもいる。
戦後の英国で桜が人気を集めた一方で、大戦中に起きた出来事がイングラム家に影を落としていた。
イングラムの義理の娘、ダフニーが従軍看護師として香港で勤務していた1940年、
旧日本軍の捕虜となり、3年8カ月間を捕虜収容所で過ごし、過酷な体験をした。
ダフニーと夫のアレスター(イングラムの3男)一家は戦後、イングラム夫妻の近くに住み、
夫妻と緊密な関係を築いたが、日本の桜を愛する父親と嫁の間には感情のずれがあった。
ダフニーのみならず、大勢の旧捕虜達が戦後も日本と日本人への憎しみを持っていた。
捕虜問題が日英間で大きな政治問題となった1990年代に、
北海道の桜守、浅利政俊氏の創った「松前桜」が和解に向けてひと役を買うことになった。
浅利氏は北海道で長年、捕虜の和解問題に取り組み市民運動を続けてきた経験があり、
日本の過去への償いの意を込めて1993年、ウィンザー城の庭園に58種類の松前桜を贈った。
「日本軍の行為の犠牲になった方々とその家族に哀悼の意を表したい。
新たな日英間の友好関係構築の為にこの桜を大切に育ててほしい」との手紙を添えて。
これらの桜は、立派に成長して現在もウィンザー城庭園の一角に保存されている一方、
増殖されて今や英国中に植樹され広まっている。
更に運命の巡り合わせで、子孫の苗木40本が2000年、旧イングラム邸に植樹された。
浅利氏の真摯な思いが松前桜をダフニーのつらい体験が刻まれたザ・グレンジへと向かわせたかのようだ。
「償いの桜」は、みごとに成長続けている由。イングラム家に明るく魅せているのでは。
*     *     *     *    *
平成時代の新しい公園様式として見せてくれてる「花菜ガーデン」で桜を愛でていて思った事だ。
譲位される今上天皇が、平成22年6月に伊豆高原の池で植樹された「おかめ桜」。
全くの個人の感慨だが、今上天皇に置かれては、おかめ桜への思いがお有りなのでは、と。
Say good-bye ==vale Dicere "HEISEI" !!

「2019/04/13平塚市花菜ガーデン」
#植物 #ブログ

“小庭の春=2018/4/22”《襍感・/・点描》

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 《時節感慨・・呟記・・》タツナミソウ(立浪草);
木漏れ日が当たる様な場所にひっそりと咲く風情は、おつなものである。
春先の浜辺で見ゆる、白波がたっているやの姿だ。
シソ科のくちびる形の花、その特徴が楽しい。
仲間にコバノタツナミやオカタツナミソウ、近い仲間にシソバタツナミがある。
茎は断面が四角形で赤味を帯び、白色の軟毛が沢山、出てる。
葉は対生で広卵形、基部は心形、
縁に粗い鋸歯があり葉の両面に毛が生え葉裏に腺点がある。
茎頂に青紫色の唇形花を同じ方向に花穂を多数出す。花冠や萼に腺毛がある。
オカタツナミソウの花穂はタツナミソウより短く、茎の先に花が固まってつく。
海岸近くに多いコバノタツナミは小型、茎や葉にビロード状の短毛が密生する。


*   *   *   *   *

ゴールデン・ウイークとやらで来週1週間は、お遊び・お楽しみ週間!!

今年は、体調不良も手伝って自宅監禁状態になりそうだ。

小さな庭のあちこちに野草が茎を伸ばし華麗な花を見せてくれた。

芝で覆われた小庭を放置して6年ほどたち自然植生に任せてみると、

こんな楽しい姿を見せてくれる野草、何とも妖艶だ。

ガリバーよろしく、、、の世界だが癒される小宇宙である。

「自宅2018/4/22」

《襍魂・/・庭の花暦》テッセン

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今年も全く手入れをしていない植木鉢から瀟洒な姿を見せてくれたテッセン。

残念ながら、今年はカザグルマは姿を見せなかった。家族に聞いても分からなかった。

咲いた花の中に一輪だけ趣を異にした色をみせる花が・・・綺麗だ。

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カザグルマに近い???どちらにしても「クレマチス」m(._.)m(^з^)。

 

花が咲き終え、暫くすると種子を出すのだが・・・これが又、、、、?

キンポウゲ科の特徴か、半鐘蔓もそっくりな種子を見せてくれていた。

里山でみた半鐘蔓の種子は、幻想的であった!!

庭に見える、テッセンの種子は、おどけているように見える(下)。

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テッセン(鉄線)と カザグルマ(風車)の見分け方;

6月はじめに箱根の湿生花園で見事な風車を見た。

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 (ちょっと詳細に検討)

 花被片(花びらやガク)が8枚が「カザグルマ」、6枚が「テッセン」

間違いでは無いだろうが、絶滅危惧種に指定されてる現況からすると、

野生のカザグルマ(Clematis patens)の種々を知っておく見聞しておく必要がある。

花被片が8枚は多い。だが花被片が6枚~100枚以上の八重咲き等、様々だ。

四季咲きのもの、夏に咲いた花の多くは、花被片が6枚と資料にある。

他方、中国原産のテッセン(Clematis florida)は、普通6枚の黄緑色の花被片を持つ。

カザグルマとテッセンは、形に於いて大きな違いがある。

見分けやすい違いは、カザグルマの葉は、ハート型の三つの葉に分かれる三出複葉、

更には、もう一度分かれた二回三出複葉がある。

対してテッセンの葉は、ヨモギの葉のように細かく切れ込みの入った複雑な形。

他に花の咲き方にも大きな違いが見られる(画像のように)。

麻溝公園に見る多くの大輪系クレマチスの殆どが日本の野生種カザグルマを基本親として改良されたものと見受けられた(比較できた)。

中国においては、クレマチスを総じて鉄線と呼んでいる。クレマチスのツルを針金的に例えている(実利主義的か)。対して、古代の日本人達は、風車との名称、美しさ風情を現し、趣きを言葉にしてるやにみえる。

時折、目にするクレマチスの花は、花びらではなくガクだという記述だが、、、

ガクと花びらはどちらも葉のが変化したもので構造的・発生的にも同じと思える。

どちらも花被片(かひへん)と表示され、同じに分類されている。

細かく見れば、両方あるときには外側にあるものを外花被(ガク)内側にあるものを内花被(花弁)と呼んでいる。日本人はガクとか花びらとかにこだわり過ぎていまいか?

キンポウゲ科のような原始的な双子葉類やユリの仲間の場合は、外花被と内花被に区別がないものや外花被の方が美しいものも多くみられる。

カザグルマ絶滅危惧種になっている現在長い花柄の中程に2枚の苞葉があるのがテッセンで、カザグルには無い。こんなことも頭に入れておくと良い。

 

《襍魂・/・早春の色》乙女椿

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普段、脇の生垣など気に留めない。

わが家の主、猫のバニューが散歩に出た。

ついていくと何やら裏手にのらちゃんの臭がするらしい。

怒ってか??マーキングをしていた。

ブツブツ言いながら脇の生垣で上を見上げる、とカラスが見下ろしていた。

そのとき目に入ったのが「乙女椿」。カメラを持ち出しパチリ。

 

椿は、日本原産の植物。

学名もカメリア・ジャポニカ(Camellia japonica).

園芸品種も膨大で2000種を超すと言われている。

其の中でユキツバキ系の品種「乙女椿」。

わが家に来てどのくらいの年月を重ねたか!?!

古き江戸期より栽培されてきた品種である。

学名も:Camellia japonika f. otome

ツバキ科ツバキ属の常緑低木。

樹高は1から2メートルである。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。

葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。葉には艶がある。

葉は藪椿(ヤブツバキ)よりも小さく、ピンク色の花片で八重咲き中輪である。

花びらは円頭形で整然としており、花言葉の「完璧な魅力」、頷ける。

花の後の実は球形のさく果(熟すと下部が裂け種子が散布される果実)。

 

4月5日「自宅」

《襍魂・春華》ヒイラギナンテン

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3月に入り「春本番」って思いたくなるが、今年は、寒暖の変化が激しい。

天気が良いので、定点観察してる里山のその場所まで散歩してみた。

そこにいく途中で、優美な「ヒイラギナンテン」と出会った。