今年も、マヤランが姿を見せてくれた。健気に咲く姿、言葉を持てない。
マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Asparagaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon(C.nipponicum )
2年前定点観察地点。確実に増えている。
今年からモノトーンにも挑戦してみたい(初心にかえって)。これはお粗末。
今年も、マヤランが姿を見せてくれた。健気に咲く姿、言葉を持てない。
マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Asparagaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon(C.nipponicum )
2年前定点観察地点。確実に増えている。
今年からモノトーンにも挑戦してみたい(初心にかえって)。これはお粗末。
M型ライカの最新機種として、ライカM10-Rが7月24日に発売された。
姿は、ひと目で“ライカ”と分る独特のフォルム。実に洗練されている。
M型ライカの最新機種として、ライカM10-Rが発売された。ライカM10の派生機種。
ライカM10は、2017年2月発売で撮像素子は有効2,400万画素CMOSであった。
その後、色々と進化・派生させ、ついにはモノクローム専用機まで登場している。
そして今度、M10-R(Resolution・・・4,000万画素センサ-)が全容を見せた。
描写力が飛躍的に向上している由。
ノイズ低減、より広いダイナミックレンジ、微妙な質感を豊かに描き出し植物撮影に良い。
今までのM型が示してきた画質の基準を更に上へ押し上げた、と仲間は言っていた。
先輩のTさんは、半世紀以上のライカ愛好者(人物撮影のスナップを得意とする写真家)。
暗闇といった厳しい情景、低輝度でも潰れないディティール、開放でも際立つシャープさ。
見せて頂いた画像は、繊細かつ高画質。ハイライト・シャドウ共に階調表現が豊かだ。
使いやすさと画質を両立させつつも画質に特化、緻密なディテール、質感を豊かに描く。
ナツツバキ(夏椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Stewartia pseudocamellia Maxim. /Stewartia koreana Nakai ex Rehder
別名:シャラノキ、サラソウジュ(沙羅双樹) 「鎌倉市山ノ内2016/06/17(撮影)」
昔、鎌倉安養院のご住職に日本で言う沙羅双樹の木は偽物、と教わった。
印度で伝わっている沙羅双樹(サラソウジュ)は、沙羅の木というのだと。
沙羅の木(沙羅双樹)フタバガキ科(Dipterocarpaceae)
学名:Shorea robustaという由。
沙羅の木は、仏教に言う「生命の木」、若返りや復活を意味する樹と伝わる。
インドの中北部からヒマラヤにかけて自生してる樹木。日本では自生していない由。
小さな花で香りはジャスミンやオレンジが合わさった様な甘い爽やかな香りを放つ。
寺院には、よく似合う樹木、と。印度の寺院、遺跡等の写真を見せて下さった。
老師は、カ-マス-トラや印度哲学を研鑽された方。
昔の写真を見ながら、数年前に仲間と語らったのを思い出した。
紫陽花寺と名を馳せている北鎌倉の明月院で見た夏椿(沙羅双樹!?!)。
沙羅双樹と堂々と書かれていた。せめて寺院では、原木との違いを記すべきだ。
日本で言ってる沙羅双樹は、夏椿である、と断り書きくらいは示して然るべき。
半世紀も前の頃、手毬紫陽花=西洋紫陽花と言われていた(僕の記憶)。
梅雨になると僕を連れ両親は北鎌倉の「明月院」に必ず連れて行ってくれた。
目の前の紫陽花は、日本固有の原種「姫紫陽花」だと、繰返し言っていた。!
ヒメアジサイ(姫紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla subsp.serrata var.amoena
別名: ニワアジサイ、マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)ロゼア
ヒメアジサイ(姫紫陽花);マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)ロゼア
今やアジサイ寺で有名になった鎌倉明月院のアジサイは、殆どがヒメアジサイ。
牧野富太郎博士が昭和4年に ホンアジサイに比べて「女性的で優美」と発表。
ホンアジサイより花の房が小さく、花色が上品な青一色。他処では見られない。
ヒメアジサイは、ホンアジサイとエゾアジサイとの交雑種と考えられている。
野生は、未だ確認されていない幻の種。日毎に青さを増す等々、魅せてくれる。
明月院では、毎年300鉢のさし木をして、新旧の植え替えが行われている由。
さし木は、1年間は鉢で育て、その後、山中の畑で4~5年の成長期間を経て移植。
マーガレットコスモス キク科:Asteraceae (Compositae)
学名:Euryops chrysanthemoides(Gamolepis chrysanthemoides)
Steirodiscus euryopoides
別名: ユリオプス、イエローエンジェル、ガモレピス
殺風景な地面に蔓性植物が勢力を広げている。
そんな中に黄色い花が、基礎って背伸びしている^^)。
ガモレピスというよりもマーガレットコスモスの方が一般的か??
昨年は、9月頃に我々に顔を見せてくれていたが。。。!
今年は、早くも咲き誇っている。全般的に花の開花が早くなっていると感じる。
よく似た花にユリオプスデージーがあるが、葉色(態)で見分けられる。
ユリオプスデージーは葉に細かい毛が密集していて白味がかって見える。
対してマーガレットコスモスの葉は、毛がなく緑葉。雨模様の中でも艶やか。
花弁に小動物が、休んでいた。人間界の喧騒をよそに、静かな光景だった。
伊豆から戻って麻溝公園の“おたくさ”が気になって再度、麻溝公園へ。
紫陽花群が、迎えてくれた。中で“アナベル”が人気で鑑賞者が多かった。
満彩って感じ。若花ライムグリーン色~白色に。
アメリカノリノキ(亜米利加糊木) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea arborescens L 'Anaabelle' 別名;アメリカアジサイ
アメリカノリノキはU.S.A.の東部に広く分布し、世界中で栽培されており園芸品種も多種多様。
アナベルは最も知られた耐寒性の品種で、中国名は雪山八仙花(xue shan ba xian hua)。'Grandiflora'種は、花序が白色の球形。´Invincibelle´は、花がピンク色(ピンクアナベル)。
樹皮が色の違ういくつかの薄い層に剥離し、別名sevenbarkと呼ばれる。高さ3m以下の低木。葉は長さ5~15㎝の卵形、鋸歯縁。.本年枝の枝先に花序を出す。
散房花序は幅5~15㎝の半球形~球形、普通、装飾花はない。装飾花は直径1㎝以下。
園芸種'アナベル'は葉(長さ8~18㎝の卵形)、花序(直径20~30㎝)の球形、白色装飾花。
* * * * *
アナベル群落の近くで“おたくさ”は、静かに咲き誇っていた。背も高く立派。
遥か昔に西欧に嫁ぎ、家系を継いで里帰り、今ここに魅せている。
シーボルトが帰国した後に出版した『フローラ・ヤポニカ(日本植物誌)』
この中に「オタクサ」が載っている。今で言う所の西洋紫陽花の母種だ。
オタクサなる学名由来は、所説あるが日本での妻、「楠本滝」名のようだ。
大著『日本』中にシーボルトはお滝の肖像画に自筆でOtakusaと記している。
更にライデン腊葉館(さくようかん)に保存されているシーボルトの標本の中に、
シーボルト自筆でHyb. Sonogi S. Hb. Juli (ソノギ、シーボルト標本、七月)、
と記されたものがある。ソノギとは、お滝の源氏名であった。
シーボルトは、Sonogiの学名をつけ、後にOtakusaに変更したのか!?!
学名:Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ
アジサイ は、日本に自生するガクアジサイを原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの“テマリ咲き”を指す。
対して西欧での改良品種をセイヨウアジサイ(form. hortensia) と分類する。
紫陽花とは、広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや園芸品種を含めた栽培種の総称。
アジサイを広義に見ると園芸品種なども含め、2000種以上の品種があると言われている。
狭義のアジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)
散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。
萼片は、白色、青色、紫色、赤色で3~5個、花弁は4個、長さ約3㎜位。
雄蕊は普通8個。原種に近いものは厚葉で、三角状鋸歯。雄しべが明瞭。
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他にも種々の萼紫陽花が見えたが、又の機会に掲載してみたい。
「相模原市麻溝公園2020/06/21」
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梅雨前線が暴れ狂っている。各地の皆さんお見舞い申し上げます。
コロナ問題、豪雨で、掲載するに憚るが、癒やし、と思い掲載します。
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以上、城ヶ崎文化資料館庭園の紫陽花の形・色(以前掲載していないものを選んだ)。
※ ※ ※ ※ ※
自生紫陽花探し、初日・二日目と惑惑の連続“自然任せ”って素晴らしい。
紫陽花観察、伊豆半島で最も不可思議かつ楽しいのが城ヶ崎海岸周辺。
だが天荒を予測して自生種を探すには足場の問題もある、とやめた。
伊豆高原周辺は、自生紫陽花の観察に最適な場所だと思っている。。。!
富戸(フト)三島神社から門脇つり橋、伊豆海洋公園を通り橋立つり橋まで。
海岸線・岩場を完全散策したいと。海に面した所に点在してる紫陽花。
ヤマトアジサイ(古代紫)、伊豆の華、城ヶ崎、磯万度、磯の滝、磯しぶき、
Shamrock《Corinne Mallet(フランス)命名、日本名磯笛》、
検分し命名された紫陽花。今後も変種が発見されると予測している。
中で特異な手毬萼紫陽花が、ヤマトアジサイ(古代紫)と磯万度だ。
城ヶ崎海岸の上記種の多くは、伊豆オルゴール館々長・平澤哲氏の発見。
ヤマトアジサイ(古代紫)も平澤哲 師が、世に発表した種である。
磯万度は、ヤマトアジサイより女性的な花型のテマリ咲きで個性的と教わる。
以前、自生紫陽花を観た時は、只々驚きで観察など、と余裕は全く無かった。
今年こそは、と思ったが昨年も訪ねた平澤哲氏の庭園におじゃますることに。
今年は、花名ではなく形・色だけ見ることにしよう、と庭園を訪れた。
朝早いので平澤師は不在と思っていたが、取材準備で庭園事務所におられた。
資料整理の手を休めて、熱く熱く我々に色々ご教示くださった。
中で一つ衝撃な事実をお聞きした。自生ヤマトアジサイが、消滅した、と!!
自然災害でのことに由。驚嘆だが“不生不滅”暫くしてまた顔を出すだろう。
来年以降、真摯に自生地観察をしなくてはいかん、と猛反省している。
平澤師の庭園には、多くの紫陽花が丁寧に育てられている。必見だ。
観察眼を磨くには、この庭園を訪れる事だ。示唆に富む庭園だから。
庭園内には、伊豆半島の殆どの種が、植栽され観察研究されている。
伊豆高原駅からも近い。近くの海岸線の“橋立つり橋”も必見だ。
城ヶ崎海岸と云えば、門脇つり橋の様だが“橋立つり橋”も趣がある。
周辺は、グルメ等で賑わうが、梅雨期は紫陽花に尽きる(お勧め)。
おもしろ博物館<城ヶ崎文化資料館>(現在休館中)の周囲が“花園”。
『恋人の道』・「伊豆高原花の公園」で検索すれば場所は、すぐ分る。
伊豆高原周辺は、実に自然度(緑)が濃い。我が好みの環境。