ナツツバキ(夏椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Stewartia pseudocamellia Maxim. /Stewartia koreana Nakai ex Rehder
別名:シャラノキ、サラソウジュ(沙羅双樹) 「鎌倉市山ノ内2016/06/17(撮影)」
昔、鎌倉安養院のご住職に日本で言う沙羅双樹の木は偽物、と教わった。
印度で伝わっている沙羅双樹(サラソウジュ)は、沙羅の木というのだと。
沙羅の木(沙羅双樹)フタバガキ科(Dipterocarpaceae)
学名:Shorea robustaという由。
沙羅の木は、仏教に言う「生命の木」、若返りや復活を意味する樹と伝わる。
インドの中北部からヒマラヤにかけて自生してる樹木。日本では自生していない由。
小さな花で香りはジャスミンやオレンジが合わさった様な甘い爽やかな香りを放つ。
寺院には、よく似合う樹木、と。印度の寺院、遺跡等の写真を見せて下さった。
老師は、カ-マス-トラや印度哲学を研鑽された方。
昔の写真を見ながら、数年前に仲間と語らったのを思い出した。
紫陽花寺と名を馳せている北鎌倉の明月院で見た夏椿(沙羅双樹!?!)。
沙羅双樹と堂々と書かれていた。せめて寺院では、原木との違いを記すべきだ。
日本で言ってる沙羅双樹は、夏椿である、と断り書きくらいは示して然るべき。