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Zakkaboh Photo Exposure

Zakkaboh photo exposure  "De photo Flos sketches"

《“あぢさゐ鑑賞・伊豆半島”(1)❖2020/06/09❖》

アジサイ(ホンアジサイ・手毬型)は、ガクアジサイから自然変化したもの。

其のどちらも日本の固有原種。そんな野生種が伊豆半島で見られる。

神奈川の萼紫陽花、三浦半島で見られるが、崖上で間近に見れない。

所が、伊豆半島には変化ある紫陽花があちこちでいっぱい見られる。

今年は、アマギアマチャの野生自生種を探すが、見つけられなかった。

車で通るような場所では、天城甘茶の自生は見れない、と分った。

地形的に見れそうに思えたが、観光優先で自然保全は二の次か^^)。

気をとり直して、南伊豆の紫陽花自生地にむかった。

伊豆下田から南伊豆に入ると自生紫陽花らしき姿が見えてくる。

国道135号線、差田信号を県道16号線に入り石廊崎方面へ。

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最初に路脇を飾っていたのは、ホタルブクロ。楚々としていたが立派だった。

ソナレヤマホタルブクロ(磯馴山螢袋)     キキョウ科  (Campanulaceae)

学名:Campanula punctata subsp. hondoensis var. maritima

ソナレヤマホタルブクロの白花。伊豆半島を中心に分布。

潮風に耐えるため葉は厚く艶がある。 ヤマホタルブクロ  の海岸型変種らしい。

葉の形は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。

一般的な ホタルブクロ  の海岸型は、 ハマホタルブクロという由。

磯馴山螢袋
山蛍袋(ヤマホタルブクロ)の海岸型変種である。
海岸型の特徴で、葉は分厚く艶がある。
また、生えている毛も少ない。
葉の形は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。

茎先に長さ4センチから5センチの大きな釣鐘形の紫や白花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名 Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。

種小名の punctata は「斑点のある」という意味。
亜種名の hondoensis は「本州の」という意味。
変種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。開花時期は6月から8月である。
詳細は、不明 。何時かしっかりと調べてみたい。※
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この地には、風力発電設備が17基もある。壮観な景色だ。

車の往来だけの環境だが、今年も見事な紫陽花が姿を見せ始める。

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観光的場所には、目もくれず紫陽花を探してのろのろと、車を走らせる。

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微妙だが、萼縁が異なっており楽しい。

 

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定点観測地、小城隧道に近づくと、ポツポツと顔を見せる紫陽花。

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小城隧道から、三坂漁港まで直線で200m余りの所に見る混在種が面白い。

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空き地には、サフランモドキ!?!と思しき花が咲いていた。

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隧道の上にも紫陽花が見える。

 

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中木から石廊崎下流(シタル)辺りで見かけた紫陽花。

 

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上4画像は、手石の「南伊豆町漁協直売所前に咲く紫陽花。

淡いピンクの萼、実に綺麗で可愛い。目の前は海。伊豆半島でここでしか見れない。

 

16号線終点の日野信号に辿り着いたのは、夕暮れ時になっていた。

下賀茂温泉の宿まであとちょっと。