ハルユキノシタ(春雪の下) ユキノシタ科(Saxifragaceae)
学名:Saxifraga nipponica Saxifraga stolonifera Curtis
花の形は 、5枚の花びらのうち2枚だけが他に比べ極端に大きい。
咲き始めが薄いピンクで、だんだん白くなる。
ユキノシタ の花期は梅雨時から夏だが、この花は、春に開花する。
葉はユキノシタは暗い緑で赤色の班紋が入るが、こちらは鮮やかな緑。
柄の長い葉を地面に放射状に広げ中心部から茎を1本立てる。
白い小さな花を沢山つける。花弁が5枚、その内3枚は卵形で小さく花の上側に並ぶ。
下の花弁2枚は白く大きく八の字になる。雄蕊は10本、雌蕊は2本。
学名の Saxifragaは「岩を割る」という意味、stoloniferaは「匍匐枝のある」という意味。
匍匐枝は、根もとから出て地面を長くのび、その先に子供をつくる枝である。
キツリフネ(黄釣船) ツリフネソウ科(Balsaminaceae)
学名:Impatiens noli-tangere
花期が長く、夏から秋まで花が見られる。茎は水気が多く下部の節がこぶ状に膨れる。
全体に無毛。葉は互生、青緑色を帯びることも多く、長楕円形~卵形で長い柄がある。
葉縁には低い鋸歯があり、葉裏は白緑色。
花序は葉腋から垂れ下がり、細い花柄の先に黄色の花を下げる。
花弁は5個、両側の2個ずつある花弁が合着し上側の小さい1個と併せ3個の様に見える。
萼片は3個。後方の1個の萼片が船形になり、先が細くなって距になる。距は巻かない。
ツリフネソウは距が巻くが、キツリフネは巻かない。アイヌ名はイムキナというらしい。
「2020/06/05泉の森」