2015年7月に発売されたdp0 Quattroは、未だ現役で、愛用している。
35mm判換算の焦点距離21mmに相当しF4のレンズを搭載しているデジカメ。
レンズには蛍石と同等の性能というFLDガラス4枚とSLDガラス2枚を採用し、
倍率色収差を補正。さらに非球面レンズ2枚により、ディストーションを1%以下に抑えた。
レンズ構成は8群11枚。最短撮影距離は18cm。58mm径のフィルターが装着可能。
撮像素子は、これまで同様に垂直色分離方式。
Foveon X3ダイレクトセンサー(ジェネレーションネーム:Quattro)を採用。
原理的に偽色が発生しないため、ローパスフィルターを必要としない。
APS-Cサイズ相当の有効2,900万画素CMOSセンサーだが、
約3,900万画素相当の高解像度としている。
画像処理エンジンはQuattroシリーズ共通のTRUE III。最高感度はISO6400。
dp0 Quattroにファームウェアアップデートがありカラーモード、ティール&オレンジが加わった。
ティールアンドオレンジは、人間の肌色に含まれるオレンジ系の色味と、
ティール系(シアン系のブルー)の色味を加味させ画像を艷やかに演出する。
植物撮影にも適していると思い、植物観察に出掛けた。
個々の枯れ葉が、微妙な色合いをよく魅せてくれた。
自宅の小庭に移植した紫陽花の茎に可愛い葉っぱが出てきた。