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Zakkaboh Photo Exposure

Zakkaboh photo exposure  "De photo Flos sketches"

《 “緑・気・浴⇔泉の森!!”❖ 2020/5/17❖》

 

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ふれあいの森から泉の森に行く途中、引地川沿いに植栽されてるガクアジサイの蕾。

 

 

 

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昨年は、確認できなかったが、今年はしっかりと茎が立ってた(蕾)
イチヤクソウ
(一薬草)      ツツジ科(Ericaceae)  

学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld

海岸近くの雑木林でよく見かける花だが、山間部でも見られ生育地に幅がある。

似た花にマルバノイチヤクソウ(葉の幅が長さより広く萼片の長さは幅とほぼ等しい三角形)、

ベニバナイチヤクソウ(花が淡紅色。茎や萼が赤色。萼片の長さは幅の約2倍。)がある。

葉は根ぎわに集まってつき、長い柄があり、円形または広楕円形で細かい鋸歯がある。

葉の間から花茎を立て、上部に2〜10個の白花をつける。花冠は、深く5裂する。

雄蕊は10個、雌蕊は湾曲する。イチヤクソウ科 Pyrolaceae はツツジ科に統合された。

 

 

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サイハイラン(采配蘭)      ラン科(Orchidaceae)

学名:Cremastra appendiculata var. variabilis

山林の林床で見かける。偽球は卵球形で高さ2〜3cm。

葉は1〜(2)枚、偽球に頂生し長楕円形、無毛で両端が尖り、3脈が目立つ。

基部は3〜10cmの葉柄となる。花茎は偽球に側生し、直立し数枚の鞘状葉がある。

花は密にやや偏側性の花序を作り、淡緑褐色で紅紫色を帯び下垂して弁はあまり開かない。萼片および花弁は線状倒披針形、鋭尖頭、唇弁は細長くてずい柱を包む。

基部はわずかに嚢状にふくれて中に蜜を分泌し、先は3裂して側片は紫色を帯びている。

中片は、先が切形で少し外にそり返る。ずい柱は棒状。花粉塊は4個。

葉だけが残り冬を越す。一株に一枚だけしか葉をつけない珍しい形態の植物。

日本では、薬用のほか、昔は食用にもした。

サイハイラン(采配蘭)は、野生蘭であるが、瀟洒にひっそりと草に隠れるように咲いている。

大和市泉の森2020/05/17」 

《 “緑・気・浴(12)・・庭の野草!!”❖ 20-50❖》

      「ハルジオン(春紫苑)」

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早朝のハルジオン(2020/05/11)

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(2020/05/13)

 ハルジオン(春紫苑) キク科(Asteraceae/Compositae)  

学名:Erigeron philadelphicus

別名:ベニバナヒメジョオン(紅花姫女菀) 

比較的白色が多いが、ピンク色のハルジオンの花が拙宅小庭に見える。

雑草と云われるが、どうして、中々瀟洒である。観賞用園芸植物に引けをとらない。

“雑草という花はない”の如く纏まって咲く風情は中々に清楚な花。

広がるまで時間がかかるが、一度生えるとなかなかしぶとい。

茎は中空で高さ0.3〜1mにもなる。全体に長い軟毛があり茎を押さえると凹む。

根生葉と下部の葉は長楕円形またはへら形で葉柄に翼がある。

茎葉の基部は耳状にはりだして茎を半分ほど抱く。根生葉は花期にも残る。

頭花は直径2〜2.5cmで、蕾のときは花序全体がうなだれる。舌状花は糸状。

渡来した当時は舌状花が紅紫色に近いものが多かったが、現在では白色に近い。

舌状花も筒状花も冠毛は長い。そう果は扁平な広倒披針形。

 よく似たヒメジョオンは秋まで花が見られ、茎は中実であり、舌状花の冠毛がない。

ヒメジョオンとの違いは茎葉を比べても判る。

ハルジオンは葉の基部が茎を半分ほど抱き、ヒメジョオンは葉の基部が茎を抱かない。

 

      「 ドクダミ(毒痛み、毒溜み)」

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(2020/05/15) 

ドクダミ(毒痛み、毒溜み)     ドクダミ科(Saururaceae)

学名:Houttuynia cordata

 強い臭いが、毛嫌いされるが、解毒や痛み止めの薬草である。

 花びらのように見えるのは総苞片で、淡黄色の突起に雄蕊と雌蕊がある。

地下茎は白く横に這い長い。茎は高さ20〜50cmで無毛。茎は赤色を帯びる。

葉は有柄、無毛、葉身は広卵形で長さ4〜8cm、幅3〜6cm。

花は長さ1〜3cmの花穂につき、その基部に4枚の白色花弁様の総苞がある。

花は両性で花弁はなく、雄しべは3本。子房は上位で3室に分かれる。 

民間薬で薬効が10種もあることから十薬とも言う。乾燥させ臭いを消しドクダミ茶にする。

 

       「シラン紫蘭)」

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(2020/05/14)早朝

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シラン紫蘭)    ラン科 (Orchidaceae)

  学名:Bletilla striata(Thunb.) Rchb.f.

鮮やかな赤紫色の花は、西洋的園芸種に見えるが、本州中部以西で自生する野生ラン。

栽培の歴史も長く、万葉集にも「蕙」と登場する。 白花のシランは、自生種か否か??

偽球茎は、地表に連なり、葉は長さ20~30㎝の披針形、基部は鞘となる。

花は紅紫色。唇弁は3裂し中裂片は縁が縮れ中央に縮れるように曲がった5隆起線がある。

 白花種(シロバナシランform. gebina)、やクチベニシラン(花が白、唇弁の先が紅紫色)、

園芸品種もあり、それらが野生化しているらしい。

 

ムラサキカタバミ(紫片喰)」

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(2020/05/14)早朝

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(2020/05/15)午前8時半

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(2020/05/15)午前10時半

ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科(Oxalidacea)  

学名:Oxalis corymbosa

同じ帰化植物で、近似な仲間に イモカタバミ  、 フヨウカタバミ  、 ハナカタバミ  、

 オオキバナカタバミ  がある。紫片喰は、江戸時代に観賞用に渡来し日本各地に帰化

種ができないので、根が広がって繁殖する。

地下に有毛の鱗片に包まれた褐色の鱗茎があり、その回りに多数の鱗茎が群がってつく。

葉はすべて根生し、葉柄は5〜15cm、3小葉からなる掌状複葉。

小葉は倒心形で、幅2〜4.5cm、毛はなく、裏面の特に葉縁近くに橙色の細点がある。

花茎は葉より高くぬき出て、高さ30cm内外となり、先端に散形花序に数花をつける。

花は淡紫紅色(径約1.5cm)。萼片は長楕円形で、先に2個の腺点がある。葯は白色。

花弁基部は黄色を帯び雌蕊柱頭は、緑色。萼片先端に橙黄色の小点(tubercles)がある。

良く似た「イモカタバミ」は、葯が黄色、花の色が濃く、中心部がさらに濃くなる。

ベニカタバミ」は、葉が直径約2cmと小さく小葉の切れ込みが浅く倒心形、花は、2〜3個。

戦後の渡来のイモカタバミだが、ムラサキカタバミは江戸時代に渡来している。

ムラサキカタバミは雄蕊の葯が白色。花色は薄いピンク色。

「オニタビラコ(鬼田平子)」

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オニタビラコ(鬼田平子)    キク科(Asteraceae)  

学名:Youngia japonica (L.) DC.

 タビラコ  より大型の意味でオニ(鬼)の名がついた。仲間には ヤブタビラコ  がある。

痩せ地では10cm程度の背丈だが、環境によっては、1mの高さにまで成長する。

群生することもあるが、独立して生えていることも多い。全体に柔らかく細かい毛がある。

茎や葉を切ると白い乳液がでる。根生葉は、ロゼット状、頭大羽状に深裂する。

頂裂片は三角状卵形で先は丸い。下部の葉は根生葉に比べ、先がとがる。

茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多い。

茎の先に黄色の頭花を散房状に多数つける。総苞は、円筒形。

最近ではオニタビラコを、アカオニタビラコY. japonica subsp. elstonii)花茎は通常1本。

アオオニタビラコY. japonica subsp. japonica)花茎が多数出る。茎葉はつかない。
  似た花にヤブタビラココオニタビラコがあるが、果実に冠毛がないことで区別できる。

 学名がjaponicaとあるが、分布は広く東南アジアやオーストラリアにも自生ししてる。

色々と、交雑種と思しきものが報告されている。

 

タチカタバミ(立ち片喰)」

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タチカタバミ(立ち片喰)   カタバミ科(Oxalidacea)

学名:Oxalis corniculata f. erecta  

 カタバミ  は茎が地上を這い、花も低い位置で咲くが、このタチカタバミは、花を付ける茎が立ち上がる。北アメリカ原産の帰化植物で、日本で発見されたのは40~50年前のこと

茎高10〜30cm。茎は地をはって広がり、長い柄の先にハート形の3個の小葉をつける。

小葉は長さ約1cm。花は黄色で直径約8mm。帰化植物オッタチカタバミとも言われている。

乾燥した場所で、葉の色が赤紫色を帯びたものをアカカタバミという。

葉の表面や茎にも毛が多いものをケカタバミという。

又、エゾタチカタバミ( Oxalis fontana Bunge=Oxalis stricta L)という種類もある。

北海道、本州(中部地方以北)の山間部の道端や林縁に生える。

茎は基部では普通分枝せず(まれに2~3に分枝)、大きいものは高さ40(60)㎝になる。

托葉が不明瞭。地下茎が細長く、太い根がない。

花序に花が5~7個つき、茎の毛に隔壁のある毛(septate hair)がある。
タチカタバミは、茎が立っているかどうかだけでは判別できない。

直立した茎の節間が短く、葉が密集するのがオッタチカタバミである。

草株が小さく、基部からの茎の分枝が少ないと葉が密集した典型的な丸い草株となる。
エゾタチカタバミ Oxalis fontana Bunge=Oxalis stricta L 種は、識別が難しい。

オッタチカタバミとエゾタチカタバミは非常によく似ていて、混同されることがままある。

日本のエゾタチカタバミと同一とされているが、タチカタバミの花数は、3個以下。

 

        「タツナミソウの種子」

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タツナミソウ(立浪草)種子(果実)。

花が終わると萼はやや長くなって口を閉じる。

中の果実が成熟すると上唇がが散って、4個の分果が落ちやすいようになる。

 

《 “緑・気・浴・・一寸前の定点観察地!!”❖ 20/4/19❖》

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外出自粛要請が出ている中、公園には結構の人出。対応次第ってこと。

後ろの塔は、立ち入り禁止だった。

 

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コデマリ
 こでまり(小手毬) バラ科(Rosaceae)

  学名:Spiraea cantoniensis Lour. 

小さな花が丸くかたまって咲くことからコデマリ(小手毬)と名前が付いた。

江戸時代に渡来した植物。和名由来は、花序が丸く小さな手毬の様に見える事による。

枝は細く、暗赤褐色、後に褐色になり弓なりに先が枝垂れる。

葉は互生、菱状狭卵形で先は鋭頭、葉先半分に不規則な鋸歯がある。

葉柄は長さ5㎜位。直径5㎝位の丸い散形花序に多数の花をつける。

花は、直径5~7㎜。萼片は、長三角形。花弁は白色。雄蕊は、20~28個。

 

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ツツジ躑躅‘大紫’    ツツジ科(Ericaceae)

学名:Rhododendron ‘Oomurasaki’

大輪の赤紫花。江戸時代中期に園芸された古い品種。高さ約1mの低木。
葉の長さは5cm位、幅3cm位。花は、花頂に数個散状に付く。花冠は淡紅紫色。
ツツジの多くは隔年開花の傾向があります。花後に種子ができると新芽の伸長が弱くなり、
花芽分化できるまで成長していないことが原因。
そのために花後はすみやかに花殻を取り除き、新芽の伸長を促します。
モチツツジの花殻は粘性が強く指にくっついて始末が悪い。
これを防ぐ方法は薄めた洗剤液に指を濡らすこと。手は汚れず能率が上がり一石二鳥。」
(筑波大学;中野好基)
 

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クレマチス(アーマンディー系)’スノードリフト’  キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis armandii Franch.“Snowdrift”
クレマチスキンポウゲ科(Ranunculaceae)、 センニンソウ属の園芸種の総称。
このアーマンディーは、園芸種である。アーマンディー系センニンソウ節に属する。
常緑、木質つる性。花は、前年枝の葉腋につき、一重、椀形~やや平開。
直径4~7㎝、萼片4~5個、白花又はピンクの花色。葉は、革質、3出複葉・羽状複葉。
早春に芳香のある白花を一面に咲かせる原種系クレマチス
仏の宣教師、博物学者アルマン・ダヴィド(J.P.Armand David)命名の花。
中国で博物学的調査を行い、ハンカチノキ等と共にクレマチスを発見した。
 

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学名:Vinca minor
ヨーロッパ原産。株元から匍匐(ほふく)して茎が伸びる。花は直径2.5cm位、青色の5弁花。
ツルニチニチソウによく似ているが、ツルニチニチソウの萼には毛がある。
ツルニチニチソウ(ビンカ・マジョール・Vinca major)の小型版でビンカ・ミノールと呼ぶ。
ツルニチニチソウ(マジョール)は、耐暑性があり、萼に毛があり、匍匐枝から根が出ない。
ヒメツルニチニチソウ(ミノール)は、耐寒性があり、萼に毛が無く、匍匐枝から根が出る。

 

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 タンポポ
 たんぽぽ(蒲公英) キク科 (Asteraceae/Compositae) 

学名:Taraxacum japonicum
別名・別読み: ニホンタンポポ(日本蒲公英)

画像のタンポポは、日本タンポポであると思われるが、特定できない。

最近、資料等で見る"キバナシロタンポポ"に似ているが検証出来ていない。
キバナシロタンポポシロバナタンポポの単純な変種なのか否かも不詳だ。
総苞外片の突起の変異等も今後研究結果が出てくるだろう。
在来の黄花種の雑種なのいか、ケイリンタンポポの一変異なのか等々興味深い。
顕微鏡で、花粉を調べてみたい気もするが専門家の見解を待ちたい。
素人は止めておく揃っているかどうか、チェックしておくといいでしょうね。
ケンサキタンポポとかモウコタンポポ等にも画像を見ると同種にも見える!?!

和名「タンポポ」の由来は諸説ある。花後の姿が綿球のタンポに似ているので、

「タンポ穂」とよばれたとする説

花茎を切り出して、その両側を細く切り裂いて水に浸けると反り返り、の形になるので、

タン・ポン・ポンという音の連想からという説

タンポポが鼓を意味する小児語であったことから

江戸時代にツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたものが、

転じて植物もタンポポと呼ばれるようになったとする説がある

日本語では古くはフヂナ、タナと呼ばれていた

地方によっては、ツヅミグサ、フチナなどの方言名がある。-Wikipediaより抜粋引用-

在来種のタンポポのうち、平地に生育する黄色の花の在来種は、

最近では1種類として扱われることが多くなった。

たが、地方によって少しずつ形が変形している。

図鑑には、関西以西にカンサイタンポポ、東海地方にトウカイタンポポ

関東地方にカントウタンポポ中部地方以北にシナノタンポポなどと書かれている。

新潟大学の森田竜義氏によると、

これらの平地生2倍体種(染色体を16本もっているタンポポ)は1種類で、

カンサイとカントウが亜種、シナノやトウカイがカントウの変種とするのが適当とされてる。

また、北地や山地にはエゾタンポポという3倍体種が分布している。

淡黄色花タンポポの分類に関しては、下記論文が詳細に論考している。

http://phytogeogratax.main.jp/site/wp-content/uploads/2018/02/JPT54_1_21.pdf

 

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セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)    ツツジ科(Ericaceae)  

学名:Rhododendron hibridum
別名・別読み: ヨウシュシャクナゲ(洋種石楠花)、ロードデンドロン

日本以外、中国・ヒマラヤ周辺が原産、西欧で品種改良されたものを総称して西洋石楠花。

日本の野生種には ハクサンシャクナゲ  、 ヒメシャクナゲ  、 ホソバシャクナゲ  、  

キバナシャクナゲ  、 アズマシャクナゲ  などがある。

「一般的にいわれるシャクナゲは園芸で使われる分類であり、植物学的な分類ではない。

植物学的な分類ではツツジ属(genus Rhododendron)のうち、

シャクナゲ亜属[無鱗片シャクナゲ] (subgenus Hymenanthes)を指す。

シャクナゲ亜属の原種及びその系統のハイブリッドなどの園芸品種のうち、

花が枝先に房状に多数集まって咲くものを日本では一般的にシャクナゲと呼んでいる。

葉は常緑、大きい。欧米ではRhododendronは植物学的な分類では広義には属名を指し、

狭義がヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)がsubgenus Rhododendronである。

しかし、一般的な狭義のRhododendronはアザレア以外のツツジ属の園芸種を指し、

雄しべ10以上、常緑のものであり、シャクナゲ亜属とヒカゲツツジ亜属を含むため、

日本のシャクナゲとは完全には一致していない。

アザレアは落葉性のアザレアAzareaと常緑性のアザレアに分けられ、

日本のツツジやサツキは常緑性のアザレアに含まれる。
 日本産の原種を元にした園芸種をニホンシャクナゲ

欧米で育成された園芸種をセイヨウシャクナゲと大別している。

セイヨウシャクナゲはもともと中国や日本などアジア産のものが元になったものであり、

日本産のシャクナゲが交配親として使われているものもある。

 現在のシャクナゲはハイブリッドがほとんどで、

鮮やかな様々な色の華やかなものが多く、Rhododendron hybridumという。」

「」内は、-植物図鑑、三河の植物-より転載引用させて頂いた。

 

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麻溝公園には楽しい銅像がある。これもその一つ。 癒される^^)。

 

「麻溝公園&相模原公園2020/04/19」



 

《 “花のその後’2020/5/3⇔素朴な草!?!”朴訥・/・私心》

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ヒトリシズカ(一人静・・吉野静);

ヒトリシズカの実。花の面影がないので、花を見た場所と葉っぱで判断している。

果実(核果)は緑色、類球形~ゆがんだ倒卵形、長さ3㎜位、柄は長さ1.5㎜程。

 

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キンラン(金蘭)・ギンラン(銀蘭) は、開花しないと識別しにくい。

雑木林の減少等で個体数を減らし 環境省の絶滅危惧II類(VU)に登録されている。

属名 Cephalanthera は、ギリシャ語のcephalos(頭)+anthera(葯)。

ずい柱(雄蕊と雌蕊の融合したもの)の頭部の大きな葯の形から名づけられた。

種小名の falcata は「鎌状の」という意味である。

落葉樹林に守られ姿を見せてくれた。今年は、ほぼ満開状態のキンランを見れた。

 

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ジュウニヒトエという名前、どんな植物・花かを想像できない??

其れは別として、色も様々。薄い青紫の十二単をよく見かけていた。

が、目の前の薄い青と白花のジュウニヒトエ、可愛く映った。

Ajuga nipponensis Makino  ジュウニヒトエ 十二単
   synonum Ajuga labordei Vaniot  シンチクキランソウ

Ajuga nipponensis Makino f. nivea Hiyama  シロバナジュウニヒトエ; 白花品種。
  全体に白毛が多く、花穂が長く伸び多数の花をつける。

花が葉腋につくのではなく、穂状花序に花が多数つく。
茎はまれに平伏又は斜上し、基部は帯紫色。根生葉は無いかまたは少数。

葉柄は、根生葉では長さ2.5㎝以下、狭い翼があり、ときに紫緑色。

葉身は倒卵形、広楕円形~類円形又はへら形、まばらに剛毛又は長軟毛がある。

基部は楔形で沿下し、縁は歯状~波状円鋸歯、縁毛があり、先は鈍形。

輪散花序は多数、花がつき、先の輪散花序は頂部の穂状に密集する。

先の花葉は苞状、卵形~広披針形、縁は全縁~欠刻状。

咢は鐘形、先や縁には絨毛がある。咢歯は三角形、咢の長さの1/2以下、先は尖鋭形。

花冠は帯青色又は青紫色、稀に帯白色、暗色の線をもち、筒形。

基部はわずかに膨れ、まばらに軟毛があり、内側に絨毛が環状にある。

上唇は真っすぐ、2裂する。下唇の中裂片は扇状、先は切形~凹形。

側裂片は狭い長円形。小堅果の着点(areole)は小堅果の内側の長さの3/5以下。

 



 

 

《 “緑・気・浴!!”❖ 20-4_6❖》

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ギンラン  銀蘭    ラン科(Orchidaceae)

学名: Cephalanthera erecta (Thunb. ex Murray) Blume

葉は互生、基部は茎を抱く。茎頂の総状花序に白花をつけ、花序は葉より高くなる。

 

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キンラン(金蘭)    ラン科 (Orchidaceae)

学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume

葉は互生し、長楕円形、先が尖り、基部は茎を抱く。茎頂に黄金色の花を数個付ける。

萼片は花弁と同色。唇弁の基部は筒状、内側に黄褐色の隆起線がある。

花は閉じていることが多い。

 

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ハナイカダ花筏)       ハナイカダ科(Helwingiaceae) 

学名:Helwingia japonica FG.Dietr.

和名は葉の中央に小さな花がつき、葉の筏に乗っているように見えることに由来する。

葉は互生し、広楕円形、先が尾状に尖り、縁には毛状の鋸歯がある。

雌雄別株。淡緑色の花を葉の中央付近の葉の主脈上につける。雌花は1個、雄花は数個。

 

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ハンショウヅル(半鐘蔓)     キンポウゲ科(Ranunculaceae)

学名:Clematis japonica

和名の由来は花の形が半鐘に似ていることから。
葉は対生、3出複葉。葉柄が巻いてからみつく。葉腋から出る花柄先に下向き花が付く。

花は、紅紫色の鐘形。花弁に見えるのは、萼片で花弁はない。

 

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チゴユリ(稚児百合)      イヌサフラン科(Colchicaceae)   

学名:Disporum smilacinum A.Gray.

細い根茎を伸ばす。茎は普通、分枝しない。葉は、先が尖る。

茎の先に小さな白色の花を1~2個、横向きから下向きに付ける。

 

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エビネ黄海老根)    ラン科 (Orchidaceae)  

学名:Calanthe sieboldii Decne. ex Regel

Calanthe striata R.Br. ex Lindl.
エビネは育てやすく、よく栽培され、交配種も多いが、自生野生種。

画像のキエビネは、野生種か、園芸種(混在種)かわからない。

咲いていた場所に昨年まで観た記憶がない。来年も観察したい。