《 “庭園公園の春(2)!?!”朴訥・/・私心》
ルリカラクサ(瑠璃唐草) ムラサキ科(Boraginaceae)
学名:Nemophila menziesii Hook. & Arn.
別名: ネモフィラ・インシグニスブルー
和名は、花が瑠璃色、葉が唐草模様に見える事による。園芸名のネモフィラが一般的。
ネモフィラは、1年草のネモフィラ属の総称だが多く栽培されているのがルリカラクサ。
英名でbaby blue eyesという様にルリカラクサは青色の花を多数つける。
キズイセン(黄水仙) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Narcissus jonquilla L
別名: イトバスイセン(糸葉水仙)、ニオイスイセン(匂い水仙)
日本の キバナスイセン同様に黄色の濃い花である。
ヨーロッパ原産、日本には江戸時代に渡来。葉がい草の様に細く、糸葉水仙とも呼ぶ。
香りが強く匂い水仙とも云われアルカリ土壌に生育。ナルシス油(Narcissus Oil)が採れる。
茎高さ10~30㎝。葉は、直立。花は花茎に2~5個、横向きにつく。
セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Rhododendron hibridum
Rhododendron subgenus Hymenanthes
別名: ヨウシュシャクナゲ(洋種石楠花)、ロードデンドロン
日本以外にも自生原種があるが、西欧でこれらを品種改良したものを西洋石楠花と呼ぶ。
一般的に云われるシャクナゲは園芸で使われる分類であり、植物学的な分類ではない。
植物学的な分類ではツツジ属のうち、シャクナゲ亜属[無鱗片シャクナゲ]を指す。
シャクナゲ亜属の原種及びその系統のハイブリッドなどの園芸品種のうち、
花が枝先に房状に多数集まって咲くものを日本では一般的にシャクナゲと呼んでいる。
葉は常緑で大きい。日本で生育した園芸種をニホンシャクナゲと呼んでいる。
欧米で育成された園芸種は、セイヨウシャクナゲと大別している。セイヨウシャクナゲはもともと中国や日本などアジア産のものが元になったものであり、日本産のシャクナゲが交配親として使われているものもある。また、ヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)subgenus Rhododendronのビレア節の種もシャクナゲに入れることもあり、イソツツジ節にもシャクナゲによく似たものもある。
さらに、アザレオデンドロン(Azaleodendron)と呼ばれる落葉のレンゲツツジ亜属 subgenus Pentantheraと常緑のシャクナゲ亜属(無鱗片シャクナゲnonscaly rhododendron) subgenus Hymenanthesのハイブリッドもある。
現在のシャクナゲはハイブリッドがほとんどであり、鮮やかな様々な色の華やかなものが多く、Rhododendron hybridumという。
シロバナタンポポ(白花蒲公英) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Taraxacum albidum Dahlst.
タンポポは黄色とするは、関東以北人で、関西から九州では白花蒲公英は、普通に由。
花名の語源は、風に飛ぶ種・球形の姿が槍などの練習用に使うタンポに似るによる。
綿毛の種子になるとどの種類か区別はつかない。漢字の「蒲公英」は、中国名。
西日本が、おもなる自生地で、タンポポというとこの白花を指す地域もある。
頭花は直径4㎝前後。舌状花が白く、葉の緑色も薄く、葉脈も紫色を帯びない。
総苞外片及び総苞内片に大きな角状突起があり総苞外片は開花頃に外側に反り返る。
オオアラセイトウ(大紫羅欄花) アブラナ科 (Brassicaceae /Crucifera)
学名:Orychophragmus violaceus
別名: ショカッサイ(諸葛采)、ムラサキハナナ(紫花菜)
江戸時代に中国から渡来、生命力が強く野生化し日本中で見られる。
別名の諸葛采は、諸葛孔明が成長が早い事から戦争中に陣地に植え食料とした事による。
茎は直立し1本か又は基部で分枝、中には上部でも分枝、無毛、密に長毛があるのもある。
根生葉はロゼット状にならない。茎高60cmにもなることがある。
根出葉や下部の葉は有柄で羽状に分裂、上部葉は無柄で鋸歯縁、基部は心形で茎を抱く。
総状花序は頂生し径2〜3cmの大きな花をつける。萼片は筒状、外面に毛があり紫色。
花弁は広倒卵形で、紅紫色、平開し、細長い爪部がある。葯は細長く先端は尾状に細まる。
蔦のように巻き付いた光景は、一寸怖い!!
訪れた日は、人影もまばらで、長閑であった。
「20/04/11俣野別邸公園」